食洗機の転倒防止・地震対策の方法は?実例から学ぶメリットとデメリット

食洗機の地震対策・転倒防止

今回は、食洗機の転倒防止・耐震対策について紹介します。

いくつかの転倒・地震対策のパターンがありますが、L字型タイプの器具で補強するのが一番耐震効果が高いと言われています。

今回は、食洗機の転倒防止・地震対策に効果的な器具と、そのメリット・デメリットを紹介します。

食洗機を設置する場所に応じてとれる対策が変わりますので、ご家庭にあわせた器具を選んでください。

我が家が購入したパナソニック食洗機・NPTH1のレビュー記事はこちら

我が家もメーカーさんに耐震対策を相談したので参考にしてみてください!

まるママ

食洗機の転倒防止・耐震対策に効果的な方法は?

1.アイディールブレーンのガムロックPC

見た目重視でスマートに耐震を叶えたいなら、アイディールブレーン社のガムロックPCがおすすめです。

食洗機の転倒防止にも使えるガムロックPC
画像:公式HPより(https://ibrain.jp/gumlock/type/g_pc.html

今回は食洗機ですが、メーカーに問い合わせたところ該当の食洗機(Panasonic NPTH1)でも効果があるとの回答がいただけました(2021年2月)。

一見、見た目がスマート過ぎるようですが、食洗機の重量は約19kg(最新大容量タイプの NP-TH4も同様)に対し、ガムロックPCを4個使用した場合の対象物重量が上部転倒20kg・下部滑り100kgなので耐震範囲内です。

以下、ガムロックPCの特徴を挙げます。

ガムロックPCのメリット
  • 耐震効果が高いといわれているL字型器具
  • 震度7に対応(テスト済み)
  • 壁紙・塗装壁などに直接貼れる
  • 専用リムーバーで剥がせ、壁・家電・家具に粘着剤が残らない
  • 見た目がスマート
ガムロックPCのデメリット
  • 食洗機を置く場所によっては貼り付ける場所がない(貼り付ける為の固定された床面が必要)

ちなみに専用リムーバーはこちら。ガムロックシリーズ全てに使えます。

2.サンワサプライの耐震用ストッパー

次に紹介するのがサンワサプライの耐震用ストッパー。このシリーズにはいくつか種類があり、主に2つのタイプから選べます。

①QL-59(T 型耐震ストッパー)

QL-59は、機器の底面(側面)に半分敷いて固定するストッパーです。メーカー公式サイトにこのT型を使った実際の耐震テスト動画があり、とても参考になります。
⇒【サンワサプライ公式サイト】T 型ストッパー耐震テスト動画

実際にQL-59を食洗機に付けている方の写真例もありました。

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放熱する食洗機は壁と隙間を開けることも多いのでT型は有効

Amazonより画像引用

また、QL-59は カーペットに置いたパソコンのように、床面が不安定な場合に壁面と固定することもできるとしています(サンワサプライ公式サイトより)。
以下は別メーカーに耐震相談をした時の回答ですが、以下の画像のようにシンクに乗せただけのステンレス置き台(別売)に食洗機を設置している場合にも、この固定方法は耐震効果がありそうです。

ステンレス置き台の食洗機を耐震・転倒防止する方法

ただし置き台自体がシンクに落ちる可能性があるので十分とは言えない

もし固定したい壁面と隙間がない場合は、L型タイプ(QL-58)もあります。

②QL-54・QL55(Ⅰ型耐震ストッパー)

また、両端のベルトの長を調整できるQL-54・55もあります。対象物重量はQL-58(L型)と同じでストッパー2本で28kg(4本で56kg)の対象物を固定できます。
メーカー公式サイトの画像を引用すると、以下のような使用例があります。

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こちらは家具・家電の配置、機器面と接地面の位置関係に応じてベルトの長さ調整することができます。

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実際、食洗機の洗浄時は振動があります。ですので少し揺れる分のゆとりを持たせたベルトタイプは個人的におすすめです!

まるママ

耐震用ストッパーのメリット
  • ベルトの長さ調整が可能(QL-55は両端)
  • コインねじで簡単に脱着可能なので機器メンテナンス時に便利
  • 付属の粘着パッドを使わず皿ねじの固定も可能
  • T 型(QL-59)・L型(QL-58)タイプは見た目もすっきり
耐震ストッパー用のデメリット
  • 粘着パッドは一度貼ると綺麗に剝がせない(公式サイトQ&Aより)
  • ベルトタイプ(QL-54・55)は目立つため、見た目を気にする人には抵抗がある

※粘着パッドを取り外したい場合は、ねじって剥がすか市販の剥がし液を使うよう公式サイトに記載がありますが、「容易に綺麗に剥がせない」と注意書きがあります。以前までは簡易型回転剥離工具(株式会社リンテック21のLT-208)で可能としていましたが、2021年2月現在確認したところ「廃止」と記載がありました(公式HPより)。⇒楽天市場に在庫あり

3.伸縮棒(つっぱり棒)の併用


よくある地震対策として、タンスなどの家具にこの突っ張り棒を使う方は多いのではないでしょうか?

今回調べている中でも、食洗機にも突っ張り棒を使っている方を見かけました。

しかし、結論から言うと、突っ張り棒だけでは耐震は不十分なので、マット式のものやストッパーなどの他転落防止器具と併用する必要があります。

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上記画像引用元であるこちらのサイトによると、突っ張り棒には落とし穴があると言われており、

  • 縦方向の揺れ(いわゆる、直下型地震)には強いが横揺れに弱い(外れやすい)
  • 天井の強度が弱い(木造)と突き破る恐れがある

だそうです。

つっぱり棒のメリット
  • 上部にL字型器具などを付けられない場合に手軽に使える対策
  • 家具・家電に粘着材が付いたり傷が入らない
つっぱり棒のデメリット
  • 地震対策としてはこれだけでは不十分
  • 天井の強度が弱いとむしろつきやぶる恐れがあり危険


まとめ

以上、3タイプで食洗機転倒防止・耐震の対策パターンを紹介しました。

個人的には、方法1か2を採用したいと思っています。この2つは最悪食洗機に使えなくても他家具等の耐震対策として利用できそうです。

我が家もそうですが、実際に食洗機を設置してみてから、一番良い固定器具・場所を検討するのがいいかと思います。

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