初めに申し上げますと、私たち夫婦は「仲むつまじい」とは正反対のポジションにいる夫婦です。
それでも、なんとか共働きで3人子育てをし、マイホームを構え、余裕ではないけど不自由ない暮らしができています。
そんな先日、「産後クライシス乗り越えたな」ってふと感じたので、その備忘録を書いてみます。
- 夫婦歴8年(歳の差3つ)
- 私、夫、6歳、4歳、1歳の5人暮らし
- 2020年にマイホーム購入
- 共働き
離婚危機?毎週でした。
特に2人目が生まれて仕事復帰した後くらいは、もう喧嘩の度合いがすさまじかったです。
(ちょっとここにも書けません)
週末の度に「離婚したい」「もう無理だ」「離婚しよう」と考えていました。
産後クライシスとはまさにこれですね。産後~1,2年くらいは離婚率が高いそうです。
モラハラ?
そしてこの頃「モラハラ」という言葉を知りました。
チェックリストなんかを見てみると、当てはまる当てはまる。
今だから言えますが、モラハラは減らせると思います。いまだにモラ気味の発言をするときもありますが、自分次第で相手は変わるので、モラハラを言われることも減りました。
ただ、大事なことは「これはモラハラなんだ」(イヤガラセ、でもいいです)と言い聞かせ、スルーすること。ここ最近の私は「この人は今感情的になってこういう類の発言を今してるのね、ふんふん。」と受け流せるようになりました。
喧嘩してる時の言葉は真に受けないことが一番です。
自分を見つめなおすきっかけ
先人の知恵
まず一つ目は義姉の存在でした。
夫に似た性格の義兄(いやそれ以上)と結婚した義姉。すべて経験済みでした。
「それは辛かったね」「こうしたらいいよ」「〇〇くん(夫)はこうしたかったんじゃないかな?」と、いつもLINEで相談に乗ってくれました。それを聞いてくれるだけで救われたし、夫両親や親戚との付き合いも長かったので、私が知らなかった夫が育った家庭環境、義両親とのエピソードなども教えてくれ、夫の背景も考えられるようになりました。
また、ある日「〇〇ちゃん(私)はお母さんと少し依存関係にあるのかもね」と言われました。
私は衝撃でした。でも、図星でした。今まで誰からもそんなことを言われたことがなかったので、「あぁ、そうなのかもしれない。それで夫は面白くなかったのかもしれない」と納得し、初めて夫の気持ちが分かった気がしました。
その頃私の実家で一時的に敷地内同居をしており、育児で余裕がない時はもちろん、夫婦喧嘩をするたびに実家へ逃げ込んでいました。
子育てを実家に頼るために近くに住む、というのは合意の上だったものの、ここまで距離感が近いのは夫婦関係を壊す原因にもなるんだと知りました。
結果的にマイホームに引っ越してからは、夫の育児・家事時間はぐんと増えました。
母の言葉
結婚当初からずっとですが、私が夫と喧嘩の愚痴を話すたびにこう言われました。
「あなた(私)は恵まれてるよ」
「〇〇くん(夫)はあんたの為に、地元も東京も離れてここに住んでくれたんだよ」
感謝の気持ちを忘れたらだめだ、と何度も私に言い聞かせてました。
この言葉がいつも私を冷静にさせてくれました。
夫婦仲改善に役立ったもの
NHK「ママたちが非常事態!?」
夫に子育てを参加させることで改善させる方法です。しかも「科学的」に。
要約すると、母親は授乳をすることで「オキシトシン」が分泌され赤ちゃんを愛おしいという感情を持つのですが、それは男性でもスキンシップをとることで可能だということです。
パパも、子供を愛おしい、守りたい、と感じることでイクメン化するというわけです。(つまり夫婦仲改善?)
私はまさにこれを体験しました。
長男が夜泣きでまいっていた時、パパにひたすら抱っこしてうろうろ歩いてもらう。やがて寝る。パパが早く帰る日は寝かしつけ役をしてもらう・・としていたら、オキシトシンが分泌されてきたのでしょうか。帰宅するなり背広を抜いで抱っこ紐を装着し、進んで寝かしつけをしてくれるように。
それまで赤ちゃんの扱い方がわかっていなかった夫でしたが、このあたりからよく面倒を見てくれるようになったのを覚えています。
NHKのオンデマンドで視聴できます。
・NHKスペシャル 「ママたちが非常事態!?~最新科学で迫るニッポンの子育て~」
・NHKスペシャル 「ママたちが非常事態!?2~母と“イクメン”の最新科学~」
漫画
私は根っからの漫画好きす。ただ結婚・子育てのようなヒューマンドラマのジャンルを読むようになったのはここ最近で、特に共感を得たものがこちら。
少なからずも家事育児をやっている夫に対して「そこはこうじゃない!」「私ももっとやってる!」とイライラしてしまう。キレてしまう主人公の姿がめちゃくちゃ共感。自分を描いてくれていました。
経済力を持つこと、またはそれに向けて動くことは自信をつけるし、活力をくれます。私も今は共働きですが、育休中に「俺の金だ」的な発言を一度だけされたときは、それはもうドン引きしました。そしてあの時は一気に興冷めしましたw
この方のツイートを今でも参考にしています。
本当にその通りだなと感じることばかりでした。特に「何を言ってもいいわけじゃない」ってのは大事ですね。
私たち夫婦の今の姿
夫婦歴8年を迎えた今、「おしどり夫婦」でなくていい、「同志」だ。と私は思っています。
毎日にこにこしてる仲むつまじい夫婦はちょっと私たちには想像できないですが、今では、子供たちを育てる、住宅ローンを払う、家族みんな健康で過ごす、という共通の目標を持った「同志」といった存在です。
だから、夫が体調を崩さないようにメニューに野菜も入れるし、コロナ対策も口うるさく言います。もし夫が仕事でメンタルが病んでしまいそうなら辞めていいと迷いなく言います。
最近は、同年代の友人夫婦がいまだに仲良しなのを見ても羨ましいと感じなくなりましたw (昔はなんで自分たちはこんなに喧嘩するんだろう…」と悩んでいました)
【おわりに】自分が変われば「夫婦」が変わる
今更きづくことばかりですが、夫の良い所をちゃんと見て、感謝をしっかり伝えていればもっとうまくやれてたのかな、と思います。結局私が夫に対してキーキー怒ってたのがいつも発端になっていたからです。
まとめにもなりますが、自分の教訓はこんな感じです。
- 夫の良い所を見る
- 家事育児はできる方がやる
- 価値観を強要しない(夫は別の「生き物」だ!)
- 喧嘩中の暴言は本音ではないのでスルー、真に受けない
- 感情入りの不満を口にしてもいいことはない
- 感謝はそのたび伝える
- 困難は夫婦・家族で乗り越える(必要以上に親に頼らない)
あと、努力目標としては
- 夫に頼る、甘える
- 女を捨てない(体型、身だしなみ)
- 自分の収入を上げる
です。
読んでくれてありがとうございました(^^)ではでは