実父の話です。
学生の頃から家を出ていた私ですが、数年前に実家の側に私たちが引っ越してきたことで、父と関わる機会がぐんと増えました。
しかし、それと同時に父VS娘(私)の言い合いも増え、最近ではお互いが遠慮がなくなるほど喧嘩がエスカレートすることもありました。
しかし、私としてはできるなら喧嘩したくないし、これから仕事が始まるにあたって孫のお世話をお願いすることもでてきました。
このままではまずい!
と思い、なんとか父とうまくやる方法を考えるようになりました。
父と娘(私)の喧嘩を減らしたい
興奮する父、それに盾突く私。
父と私が普段喧嘩になってしまう時の様子です。
父の性格
- 誰かに指摘されると、すぐにかーっと興奮して一気に眉が逆ハの字
- 耳が悪いので普段から声大きい⇒さらに大声、喧嘩口調
- 喧嘩中は同じ言葉を繰り返す
- 単純なのか、こちらが素直に謝ったり数日後何事もなかったように振舞うと、父も普段通りの態度をとる
私の性格
- 相手を責める時の口調がきつい
- 身内に対して態度が横柄な時がある(夫や他家族にも言われる)
- 末っ子気質なのか、喧嘩した数日後でも平気で甘えたりする(切り替えはやっ)
親子なのでただワーッとお互い好き放題言いあって、次の日にはけろっとしている、ということがよくあります。
(こうやって書いてみるとなんだか似た物同士??)ひえー
母や他家族は、もうこんな父と言い合うのも疲れると飽きれています。
ですが、負けず嫌いで納得のいく結果をとことん求めたい私だけはいつも歯向かってます。もちろん、私は母や他兄弟とまれにもめることもありますが、激しい喧嘩とまではいきません。
父が特別で、激しく興奮する父とは話し合いにもならないし、話しあえてないので同じような事で繰り返し衝突するのです。
- 興奮した相手とどううまく話し合えばいいのか?
- 相手のいい分をどう受け取って、私はどう対処すればいいのか?
これを知りたいと思い、色々なサイトを参考に解決法をいくつかピックアップしてみました。
普段の「父VS娘」の喧嘩内容
私「お父さん、これ勝手に使うのやめてよ!」
父「ちょっとくらいいいだろっ」
私「なんで嫌っていうこと何回もするの??」
◆父「今まで○○を貸してきてやっただろ!他にもあれやこれも。
それに親に対してその言い方はなんだ!
だいだいあんたの口のきき方が悪い!○○くん(夫)と喧嘩する時もどうせあんたがそういう口答えをしてるんだろ!!」
◆私「(今関係ないしっ。)とにかくそれを勝手に使うのはやめて」
(◆を繰り返す)
父「ふんっ。もう今後頼まれごとしても一切手伝わんからな!!!」
私「(はぁ~?なんやねんそれ)あーーはい。結構です」
という感じです。
私がふっかける(口調がきつい)
⇒父怒る(大声・興奮)
⇒私反論(白黒はっきりさせるまで言い続ける)
⇒父さらに激怒(その場から立ち去る)
の無限ループです。
しかし、数日後(喧嘩の程度によっては数週間後)にはしれっとお願い事をする私。
そして普通にそれを聞いてくれる父。笑
親子だからか、遠慮なく言い合い元通りもあっさりしており、私はその状況に甘えております。
喧嘩せず冷静に話し合えるようになりたいと思った理由
今まではこんな感じで喧嘩して、翌日~数日後には普通に戻っている。というやり方で問題ありませんでした。(だって親子だもん)
でも、最近はそうはいかなくなりました。
なぜなら、私の仕事開始に伴い、孫のお世話で協力を得たいからです。

つまり、こちらが色々とお願い事が増えるので、好き放題言える立場でなくなったのです。
ここで、父との関係において、選択肢を考えました。
- これまで通り言いたい事はズバズバ言う。そうすると孫守りの協力は得られにくいと思うので夫婦(+ばーば)だけで頑張る。
- 孫守りの協力は全面的に得たいので、猫かぶる(不満があってもぐっと我慢)
- 孫守りの協力は全面的に得たいが父の言いなりになるのは嫌なので、都度控えめに話し合いをしつつうまくやっていく
そこで、私は3を選ぶことにしました。
孫守りというのは、主に子どもが病気になった場合の保育園のお迎えやお世話です。
これは絶対に協力してもらいたいことで、仕事探しを始める時に一番最初に父・母にお願いしたことでもありました。
ただ私は言いたい事を我慢できない性格(身内なら余計に)。
なので、お互い不満が出た時は都度話し合い、父に「もう世話はせん!!」と言われないような道を探ることにしました。
興奮する相手とうまく話し合いをする方法
1.話し合いたい項目を箇条書きにしておく
私がまず父への不満をふっかける事から始まるので、勢いで話しかける前に
- 私は何をどうしたいか?
- そのためには 相手や自分がどう変わるべきと思っているか?
を箇条書きにしようと思います。
一度冷静に文字にすることが大事かと。
2.話が脱線・エスカレートしないようにテーマを決めておく
よく父は「だいたいあんたは・・・」と話が広がっていきます。
私はこれで話が変わる、最初のテーマからそれていく事にイライラしてしまっていました。
お互いの興奮をエスカレートさせない為にも、「今日はこれについてだけ話し合う」と決めておくといいかなと思いました。
「ついでに前から気になってたこれも言ってやろう」というのは、極力言わないよう自分を抑えることが大事かなと。
3.中立の第三者を立て、双方の言い分を聞く
夫婦間の話し合いでもそうですが、これが一番効果あるかなと思っています。
中立の立場の人が、冷静に双方の話を聞いた上で、2人にとって一番良い方法を皆で探っていくというやり方です。
4.ギブアンドテイクが大事
相手にこれをやめてほしい、こうしてほしい、と思うなら、自分も何か変えないといけないですね。
- 誠意を持って自分の悪い所を謝る
- 相手が指摘する自分の悪い部分(私で言えばきつい口調)をその瞬間から気をつける
- 「どうすればいいかな?」と相手の要望も聞く
これは父には結構効果ありました。
特に、喧嘩に疲れて最後の問いかけをした時は、父もふっと怒りも声の大きさも収まって本人から要望が出ました。「じゃぁ謝って。」と。
私の態度が相当気に入らなかったのでしょうねw
5.一度で全てを解決しようと思わない
つい、父と衝突し始めると「なんでこの人はいつもこうなの!?」と怒りを通り越して呆れてしまいます。
でも意見や価値観の違う相手に、自分の考えを理解してもらおうというのは無謀なんですよね。
- 理解し合おうとは思わない
- 自分の意見を分かってもらおうとは思わない
- これだけについて結論が出ればOK!
と割り切って、その回の話は切り上げることも必要だと思いました。
一回の話し合いで一度にたくさんのことを解決しようとすると、衝突で双方の怒りが膨れ上がって、最後は何も決まらず決裂してしまう可能性があります。
ですので、その回の話し合いを無駄にしない為にも、
「今日はこれについてだけ話し合おう」
「ちょっと気になることがあっても、今日は反論しないよう努めよう」
と頭に入れておくだけで、冷静さを取り戻せると思います。
6.決定事項は紙に書き出す⇒貼っておく
これは以前夫婦で話し合った時にやった方法で、話し合った事をうやむやにせず、かつお互いがスッキリしました。
もちろん書く内容は自分も相手も合意した事を書く訳ですが、紙に書き出す事で、自分の意見に責任持つ意識が生まれます。
「あの時は勢いでうんと言わされたんだ!」
「そんな事言ってない!」
みたいなすれ違いはなくなりますね。
しかも紙を貼りだすことで、双方が日々意識付けでき相手を責める前にストップがかかります。結果的に激しい衝突が減ります。
しかもそれを目にした他の家族が証人になってくれますよね。
まとめ
今回は父VS私の喧嘩を例に、興奮してかっかしやすい相手とどううまく話し合うか、ということについて、自分なりに解決方法を探ってみました。
まとめますと、
- 事前に話し合いたい事を箇条書きにしておく
- 話が脱線しないよう、話し合うテーマを決めてそれ以外に踏み込まないよう意識する
- 中立の第三者を立てる
- 相手が自分へ求めている要望も受け入れる
- 全てを理解し合うのは無理と割り切る
- 一回の話し合いで一部が決まればOKとし、切り上げる(その他は議論し合わない)
- 決定事項は紙に書き出し、貼りだす
まだ実践中なのですが、徐々に父との関係を改善していければいいなと思っています。
親子なので遠慮がなく好き放題言い合ってしまうのですが、他の家族に迷惑かけない為、父への感謝を忘れない為にも自分自身変わっていけるようにしたいです。
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